2010年5月13日
警察庁は13日、昨年1年間の全国の自殺者3万2845人(前年比596人増)の年齢や動機別などの調査結果を公表しました。
各年代別の人口10万人当たりに占める自殺者の割合(自殺率)は、50代が38.5人と突出し、60代(33.5人)、40代 (32.1人)と続きました。20歳代、30歳代はそれぞれ24.1人、26.2人となり、前年に続き過去最悪を更新しました。
動機別で見ると、増加幅が大きかったのが「経済・生活問題」で8377人(13.1%増)。内訳は生活苦1731人(34.3%増)、失業1071人(65.3%増)などで、厳しい経済状況の影響がうかがえます。
※ 参照ニュース
5月13日 共同通信
失業、生活苦で昨年の自殺増加 警察庁まとめ
時事通信
40代自殺の増加幅最大=20〜30代は過去最悪−12年連続3万人超・警察庁
朝日新聞
自殺者12年連続3万人台 「40代」「経済苦」増える
読売新聞
20〜30代自殺率、最悪…動機に生活苦
毎日新聞
自殺:原因「失業」が7割増 30代の増加、目立つ
MSN産経ニュース聞
昨年の自殺者数3万2845人 「失業・生活苦」が3割