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遺産相続をめぐる控訴手続き忘れ敗訴 弁護士の懲戒請求検討

2012年4月13日

横浜弁護士会所属の男性弁護士(67)が、代理人を務めた遺産相続をめぐる民事訴訟で敗訴し、依頼人の神奈川県鎌倉市の60代男性から頼まれた控訴手続きをせずに、判決が確定していたことが10日、弁護士や男性らへの取材で分かった。弁護士は「多忙で控訴手続きを忘れた。あってはならないミス。依頼人に申し訳な い」と話している。

訴訟は、男性の両親の借地権など相続財産をめぐり、親族が男性を相手に平成18年に横浜地裁に提訴。22年11月、男性に約1100万円の支払いを命じる判決が言い渡された。男性は判決を不服として控訴する意思を弁護士に伝え、同年12月、着手金30万円と控訴手続きに必要な印紙代19万円を支払った。

しかし、弁護士から「控訴するのを忘れた」との連絡が入り、控訴期限が過ぎて判決が確定したことが判明。男性は横浜地裁に再審を請求したが、先月5日に棄却された。

男性によると、弁護士は22年12月に謝罪した上で、鎌倉市内の弁護士の自宅を売却し、判決で支払いを命じられた金額の半額を男性に支払うことなどを伝えたが、先月26日に100万円が支払われただけという。

弁護士は「半額を払うと口頭でも文書でも伝えたが、より適切な額を支払おうと考えが変わった。おわびとして100万円を支払ったが、さらに支払うかどうかなどを依頼人と話し合いたい」と説明。「控訴手続きについてはこちらのミスであり本当に申し訳ないが、敗訴となった1審で必要な主張は全て出し尽くした」 と話している。男性は、弁護士について横浜弁護士会への懲戒請求と、損害賠償請求訴訟を起こすことを検討している。

※引用
2012年4月11日 産経新聞
「http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/555835/」

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